2017年6月30日金曜日

ネットワークと花の山

人の動きの大きさにも夏を感じる。
六月。さまざまな作り手たちと出会った。
出会いの質がどれもこれも、ものすごく高い。出会う人出会う人、皆素晴らしく素敵。
何でか、恵庭のラジオ:e-niwaに行ったらちょっと喋らされて、ああそういえば、ラジオをやりたかったこともあったなあと思い出したり。
どんな人間か、つながるか否か、ふるいにかけ合うには、仕事で示すのが、示してもらうのが一番手っ取り早い。友だちが必要な年ではない。



アポイ岳を見上げる。
利尻を思い出した。もっと尖っているけれど。


自然のつくるものには、しかし、やはり、かなわないとも常々思う。
美しき吉田岳へ向かう稜線。

散歩のような尾根歩きが、好きだ。


2017年6月27日火曜日

拡声器とトランシーバー


できること、できないこと。
やりたいこと、やりたくないこと。
向いていること、向いていないこと。

目をつぶるのか、向き合うのか。

後ろを振り返るには早すぎる。

できるようになりたいことが沢山ある。
くだらないことはくだらないこととし、
ぼくはぼくの信じるままに。
たったひとり、わかってくれていれば、それだけで。


2017年6月26日月曜日

サロマ湖100キロウルトラマラソンとカブ旅

午前中。
夏の様相を呈したツアー。


写真は好天の樽前山。おニューのハットも、やっぱり信頼の【KAVU】。

ぼくらはいつも「良いツアー」をしたいと思いながら、毎日毎日ツアーに出ている。
しかし、はて。
「良いツアー」とは一体全体どういうことか?と問われたら、何ともそれは説明しがたい。
だって、それは、見えない。だって、それは、残らない。
しかも、つくるヒトによって、受け取るヒトによって刻一刻と形を変えていく。その場にいた人同士だけの秘密というか。
昨日のやり方で「良いツアー」となっても、それは昨日だけの話であり、今日そのやり方が通用する可能性はきわめて低い。自分の心も含め、すべての条件が異なるわけで。

とらえどころのなさすぎる水の上・人・道具。
何も置き去りにされることなく、すべてが歩み寄り、溶け合うとき。
カヌー上でそういった空気感に到達したとき、ぼくはそれを「良いツアー」だと感じる。

仕事だろうと、遊びだろうと、陸地だろうと水の上だろうと、ぼくがいつもつくりたいと思っているモノ。

人数が多くなるほど、気持ち良さを共有することは難しくなっていく。
午前中。誰も窮屈な思いをしていない、それぞれの自由を手にしていた。
水の上は呼吸がしやすいことに気づいた人がいるかもしれない。
この艇数でこれ以上はなかなかイケないであろう、「良いツアー」。良き空間。

午後は新婚さんやら強者アスリートやらカブ旅人やら‥。
愉快な来客にこちらが楽しんでしまいました。
オモシロイ方々が、どんどんツアーに来てくれると誰よりぼくの精神衛生が保たれるので皆さまご協力のほど、よろしくお願いいたします。



2017年6月25日日曜日

湖水まつり二日目 カヌーという思考品

やはり、雨。
これでこそ、媚を売らない支笏湖。湖水まつりには、雨が似合う気がしてしまう。

昨日は様々な人と出会い、話し、刺激的な一日。
そう強く感じられるのは、日々の情報量の少ない(狙い通り)小さな暮らしがあるおかげであることも忘れない。
外だけでもなく、内だけでもなく。凝り固まらず、しかし、流されすぎず。

思考をどこまで掘り下げていけるか。シングルパドルは惰性では回らない道具。
考えること。考え続けること。何のために漕ぐのか。誰のために。どこを目指しているのか。気持ち良いのか。美しいか。
毎日が新しいことを教えてくれる乗物。

女の人が、支笏の美しい水をパドルで切る。その所作。美しい。グッとくる。
よしこさんがミエさんに重なってみえた。
Kevi・ミエさんと漕いだいつかの夕方を思い出した。

カヌーは力じゃない。「力」はじゃまになることの方が多い。

多分、しなやかな女の人に似合う乗り物。

豪快に漕ぐのでなく、見せびらかすのでもなく。主張することもせず。あくまでさりげなく。なんでもないように。しかし誰でもが習得できることのない、ありそうでない唯一無二の佇まい。語らずに語ること。言葉からの脱却。ただ、在るだけ。足すことも引くこともなく。あるがまま。時を止める。
ぼくがカヌーに望むこと。

2017年6月24日土曜日

ちょっと晴れた!湖水まつり


ずっと会いたかった人たちに会えた日。
文通は、文字は、やはり、その「人」の分身。
声は、しゃべり方は、会うまでのとっておき。
「月とカヌー」。

あれこれツアーの合間に頭を抱えた。ガイドでなく、調整役。人と人の間。潤滑油としては優しさが如何せん足りない。

初めて晴れ間を見た湖水まつり。
花火はいつもふっくんと。また夏が来るね。



良いものをつくれるのは、good man。
おいしいお菓子をつくれるのは、good woman。

様々なgoodに囲まれながら。ゆらりゆら。

「kiyo cafe」「ペンネンノルデ」

彼女らはどうして毎日その手で新たな「生命」を生み出せるのか。
クリエイティブの源泉はどこから湧くのか?

守るのでなく解き放つこと。
固執とこだわりのその先にある世界。
もっと自由になりたい。ぼくはぼくであることを脱したいと思うようになった。ぼくはぼくであることより大事なことはないと信じてきた。そんなことは初めてだ。
まだ知らぬ、しかし、ずっと求めているもののおぼろげな足音を感じるような。
曖昧なお話。ゆらぎが大切だとベルクの副店長は言っている。




2017年6月23日金曜日

湖水まつりはベイクまつりbyペンネンノルデ

明日のお知らせ。


非常にお世話になっている隣のマフィン屋さん「ペンネンノルデ」に、24(土)10:00~千歳のおいしいお菓子屋さんが集うらしいよ。
甘いもの好き必見。
ヒメマスの塩焼きを食べたあとは、マフィン屋さんへ。

お店を持たない幻の「kiyo cafe」も来るとか。イベントでは即完売してしまう全国にファンを持つパウンドケーキなんだとか。

詳細はこちら↓

湖水まつりはベイクまつり

さて、何買いに行こうかな~っと。

2017年6月21日水曜日

今日どんな感じ?

太陽が息をひそめると、にんげんは不安になるのだろうか。

アンニュイな空模様と同じ顔で来店されるお客さんにはこう伝える。

「風がなければカヌーデイ」

美しさを決めるのはいつだって自分の心模様。