忠類、穂別、三笠、江別‥
こちらは、江別の北海道博物館ロビー。
家に飾るのが夢のトーテムポール。
規模は様々だが、どの博物館でもがっかりさせられることはなかった。
地球の歴史からするとぼくらは超新参者。
悪いことしかしない害虫。そんなちっぽけな人間のたいしたことない歴史の、たった一文字にも満たないわが人生。
たいしたことない。そんな一瞬間でも、ぼくら人間は優劣をつけたり線を引いたり利益によだれを垂らしたり忙しく、
いつか次の生き物が現れたとき、「地球の病み期だな、痛ましい。このホモサピエンスどもがもっと早く絶滅していれば‥」とか博物館で言われるのだろうか。ぼくなら思うだろうなあ。いやだなあ。
高いところから俯瞰して町を見下ろしたとき、あー、よきも悪きも、日々なんざなんてことないな。と、ぼくは思う。良い意味で投げやりになれる。
山歩きやカヌーが楽しいのは違う視点を獲得できるところにある。
生き物の大先輩たちの軌跡を辿るのも同じで。
過去をイメージする、未来もイメージする、で、今をすっと見据えられる。すっと。生命体は移り変われど、今の連続が過去であり未来であり、歴史となる。
すべてがつながっていくことを確かめる場所は、何も自然界だけではないのです。
いつ滅亡するにしても、ごまかさない生き方をしたいというお話。器用にはなれなそうなので、正直に。
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