2014年11月7日金曜日

蓄膿症と「北の山河抄」新谷暁生



体調がなかなか上を向かない。昨夜からは虫歯のような痛みと右ほほの痛み。出続けていた鼻水も詰まった。
どこかで聞いた症状だと思ったら案の定、去年の九月もお世話になった蓄膿症だと診断された。
振り返ると毎年、秋~初冬は身体が乱れる。

身体が弱ると、思考も下を向いてしまう。
健康体ではあるが、通年の外仕事は、なかなかにハードであることを身体からのクレームをこうして受けると認めざるを得ない。
どこまで、ぼくの身体は持つだろう。身体が壊れたら、今の暮らしは成り立たない。

知床でカヤックツアーを行う新谷さんは、「道具は使うためにある。そして使えば壊れる。」(『73回目の知床』より)と書いている。

一番の道具が、「身体」なのだ。


弱気になると、いつもこの言葉が思い浮かぶ。

「自分で終わりを決めることはない。黙っていても、終わりは向こうから来る。私たちは与えられた時間を手抜きせずに生きればよい。」

うむ、手抜きはしていないぞ。生きているぞ、生かされているぞ。

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