一年以上熟成してきた手前味噌どりーむ。
今年の夏前、余市川でいただいたキャメルの手前肉味噌ジャージャー麺がおいしすぎて、ぼくの中の味噌熱が一気に高まった。
その後の消耗著しい夏場を例年より楽に越えられたのは、手前ではないけれど味噌のおかげ。
昼は玄米+ネギ味噌or肉味噌。
ひたすらこれの繰り返しにより、(自然と下がった肉食率も影響していると思う。瞬間的回復はできても長くは持たないのが肉のような気がする)今年の夏は疲れにくい身体ができていた。
ちなみに今は重たい玄米より白飯がおいしくて、時期によって身体が欲する食物が変わるというのはオモシロイなあ、と。
で、‥時は満ちた。It’s a time!
ウォルト・ディズニーさん曰く、
if you can dream ,it you can do it.
そう、願い続ければ夢はかなう‥野田知佑!
講師は、暮らしの先達。nao大先生。
「菌というのはだね、君‥」
有り難いよもやま話を聞きながら制作。
【材料】はたったこれだけ。
大豆、米こうじ、塩。
大豆:米こうじ=1:1
必需品は、手間ひま(「プロの」か!)を楽しむ遊び心。
※「プロの」:道内限定洒落オツワークショップ。ぼくはここのオリジナル長靴「ファームブーツ」を愛してやまない。
【ダンドリ】
1、一晩豆をうるかす
※「潤」+「かす」=水に浸す
2、塩と米こうじを混ぜる
3.大豆を指でつぶせるくらい煮る
4.鉄は熱いうちに打て、大豆も熱いうちにつぶせ↓
5、大豆が人肌温度に冷めたら、塩&米こうじ組を混ぜる。仮眠状態のこうじを目覚めさせるには寒くても熱くてもアウト―!
・混ぜきって固いようであればとっておいた煮汁で調整
味噌タワー完成。乾燥大豆1キロでこの量。
ここから
6、ハンバーグの種を丸めるように、げんこつにぎりで空気をなるだけ抜きながら味噌団子量産
7、人によっては「naokiこのやろ」と叫びながら、二重ビニールを引いた保存容器内に勢いよく投げ込んでいく
8、丁寧に平らにしたら、塩をふりかける。おいしくなーれ
9、なるだけ空気が入らないようにビニールを締め、うち蓋の上に重しを載せる
10、あとは毎晩話し相手になってもらい、そのお礼に月一なり二ケ月に一回位、愛の言葉をささやきながら混ぜてあげる
11、時間というスパイスに身を委ね、半年~好みの味加減になったところで冷蔵庫へ
12、ここからが本当の手前味噌自慢
そして、さらに、二週間干したダイコンも漬けまして。
水分が抜けてへにゃっと、まるでおばあちゃん。おばあちゃんとちっさいの。
おばあちゃんが息ができないくらいに糠床、ダイコン、糠床、ダイコンとだんだんと積み重ねていって、一ヶ月半後くらいには食卓に並ぶ予定でありんす。
明日どこで何をするか分からない、予定の立てようがない暮らしの中ではやりたくても地団太を踏むしかなかったあれこれ。
ぼくは今年になってようやっと仮ではない、本当の意味での「暮らし」という新世界に足を突っ込んだ気がします。
「未知」は遠くのどこかではなく、自分の足元、地中深くに根を張ってあったのでしょう。
旅と暮らしは相反する性質でどちらかしか選べないと思ってきたけれど、それは浅はかな考えだったようです。
「暮らし」の中にしか本当の「旅」はないのです。
Special thanks nao大先生
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