おでん。
はっきりいってどうでもよかった。さっきまでは。
たった一杯を飲み干すだけで、思考が、志向が、180度切り替わってしまうこともある。
おでん革命。
だしって何なのだろう。澄んだ。シンプルな、ピュアな味。
「おいしい」という感動に出会えたときの喜びったらない。
これを味わうほどに、そっち側に立ってみたくもなる。
初めて多摩川に浮かんだときの喜び、千歳川に「はじめまして」をした日、初めてあのコーヒーを飲んだ時の喜び‥
全部、昨日のことのように強烈に鮮明な記憶として残っている。
初動の感動という残像を追いかけることが仕事になっていて。
カヌーで「気持ち良い」という感動に出会えたときの喜びを自分があちこちで味わえば味わうほどに、味わって欲しくもなるように。
心が動くところから、すべては始まっていく。心が動かないことには、何も始まらない。
ああ、もう、ぼくはあの店のおでんが食べたくて仕方がない。
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