昼から夜からきれいなご飯を食べまくった一日。
去年の秋、二年帰らずにいたことに気づき、愛想ふりまきに行くかと帰京した際、直接二人の口からそれぞれの恋人と入籍するということ、結婚式をいつ頃に挙げるという報を受けた。メールでも電話でもなく、直接、あなたたちの口から、ぼくらの耳。虫の知らせ。この報を受けるためにぼくは珍しく冠婚葬祭でもない時期に帰ったんだな、と。
嬉しかった。会えるから言わないでくれていたこと。いつも会えない距離がどうしたってある。そのおかげで、大切な人が誰か、見失わずに済むのも確か。
ぼくの友人たちは皆素晴らしく魅力的。ぼくの友だちだもの、当たり前。魅力的でなければ、友だちは続かない、どんな関係性も恋がなければ、深まるものも始まることもない。
本当の理解者がじょじょに現れつつある時代に突入だ。
八月のは無理だ。ごめん。でも十一月なら最適。行くよ。誘って。本当に?
photo by T.S
心配の種がひとつ、減った、寂しさと喜びの健やかな同居。
ヘタクソな時代を共有した友がちゃんと女の子であったことを初めて知った、とびきりの笑顔。きれいだよ。ばかやろ、これが泣かずにいれるか。
ぼくらはやっぱり、幸せになるべくして生まれたんだなあ。
最後に残るものはありがとうだけ。
実のところ、心配しつつも救われていたのはぼくのほうだったのかもしれない。
もうやめよう。手紙を書こう。
夏も冬も激闘の中にいるため泣く泣く誘いを断ることが多い「結婚式」。
すずきさんと話していたら、そういえばそうか。なおきなおさんの結婚式ぶりだなあ。あのときは東京から札幌に向かい、今回は千歳から東京。どっちも大事な場所であることは何ら変わらない。
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