やけに明るい朝。地上に咲き誇る白い花。
ウズウズソワソワわっくわく。
ぼくの越冬歴なんざ薄っぺらいものだが、何度味わっている人にも、最初の雪はどうにも胸が高鳴るものであるらしい。
珍しく風もなさそうだ。けあらし立ち上る冬の朝。
いそいそと漕ぎだす準備。あれ、先客がいた。
そうそうその顔、その笑顔。
難しい顔をして一人で抱え込むより、馬鹿なぼくらは素直に笑い飛ばしてしまうのが最良。
ぼくらはひとりではないし、どうせ敵わないんだから。自然にも、女の人にも。
とにかく「笑えれば」
byウルフルズ。
秋と冬の間に取り残されないよう、ただ、ひたむきに前を見る。見ていたい。
何もかもを肯定していきたい。大切なものを手放さずに。
春から夏、秋、そして冬へ。
誰のことも気にせず、自分のペースで漕ぐ至福の時間。この喜びをまずは感じるところから。
はじまりはいつも、ここから。
すべてはより良いツアーのため。むふふ。
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