2015年9月8日火曜日
白露 いくつになっても、銀杏boyz
布団が気持ち良くて、夏の疲れもまだ残っているのだろう。
珍しくのんびりと昼前に起きた休みの朝。
天気はいいがさすがに遊びに出る元気はないので、買い出しのゴールデンルートを走ることに。
千歳なら、メルカード、ラッキー。
隣町の恵庭に好きな店が多い。素敵なお店が多いし、のんびりしている雰囲気がとてもいい。
恵庭に向かう「畑ロード」を走るのも好きだ。でも、千歳川はきれいではなくなってしまう。
海鮮物は、「うおはん」。ここの唐揚げもおいしい。
コーヒーは「きゃろっと」。
野菜は道の駅に併設されている直売所「かのな」。かぼちゃの時期です。
50ccのプレスカブで生活をしていたとき、札幌に出ると帰り道には寝落ちしかけて命からがら恵庭の道の駅に救われるというのがセオリーだった。
ああ、リニューアルオープンした千歳の道の駅にも行かないといけないのだが。
恵庭の道の駅は騒がしい通り沿いにはあるのだが、とても落ち着く。護岸だらけでも川が流れてくれているからかなあ。
東屋みたいなベンチで当時を偲びつつ、片手にソフトクリーム。とっちゃんも食べ歩きをよくする人。
農薬一回だけ仕様の優しい米袋を枕にしてうたた寝。
なんだか、こういうだらしないことが千歳だとなかなかできない。
何も考えずにぼーっとできたのは、ずいぶんと久しぶりな気がした。
あれこれ考えるでもなく、思い出す。
北の九月は、東京の10月、11月と同じ匂いがする。
神宮の銀杏並木を好きな人と歩くのが好きだった。夕方の銀杏並木は素晴らしく美しい。
好きな人と、ただ、あほなことを語らいながらあてもなく歩くのが幸せだった。
またある年にははまだくんとしゃぼん玉を吹いてみたら、おばさんが迷惑そうにしゃぼん玉を振り払った。これだからおばはんは、東京者は遊び心がなくてつまらないねと高くなった空に響くように大きな声で笑った。
はまだくんも、多分きっと元気にやっていることだろう。
夏が終わって身体がとっても楽になってきた。
たかこは新宿御苑で銀杏を拾っているときに産気づいたという。
秋に生まれたぼくだから、秋に楽になるのは自然なことなのかもしれない。
戦争のような夏は終わったのだなと、平和な秋の休日に改めて思い至る、ようやっと心から休めた一日に感謝。
明日からも、頑張ろう。
一生懸命、なるだけ丁寧に小さく暮らしていくことが、今のぼくには一番大事。
燃える夕日が、明日からの乱れる天気を予告する白露。
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