いつ降るかいつ降るか。日増しに寒さが増していく日々の中、誰に問うでもなく期待するでも怯えるでもなく、ただただ自然に考えるでもなく考えていた。
昨日、雪が降った。
去年は夜の町に初雪が降った。白い夜は明るい。ぼくは未知なる冬の訪れに胸を高鳴らせていた。
あれこれ何にでも導線があるわけで、ぼんやりあっちの世界にイクと日が暮れてしまうので慌てて、とりあえずハイエース一台タイヤ交換。
タイヤの重さとナットの多さに文句をこぼしつつ季節の変わり目といえばの恒例作業。
数日前、「久しぶり」な方が、小さな友だちを連れてやってきた。
ここから一気に葉が落ちていく。
木々たちは一番大事な「根」を守るために、迷うことなく「葉」を落とす。
ぼくらが愛でる紅葉は葉っぱからの一生を賭したラストメッセージ。
色とりどりな葉が問う。
「俺は自分の生を思い残すことなく全うしたぜ!お前はどうだ?」
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