「(植えた種や苗はつまり)あなたの子どもだね」と言われ、ハッとした。
今までに生み出せたものといえば、愛すべき子どもたちといえば、この言葉だけだったから。
五月、早めに帰ったときや、休みになると土の上へ通っている。
何ができるというわけでもないけれど、何だか気になってソワソワしてしまうのが親の性ということなのだろうか。
「育てるって楽しいよ」と、長野・【つながり自然農園】のあきらは言った。
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水の上に土の上に忙しくしている間、沈黙を守ってきた健気な身体は、いよいよ我慢の限界を超えたらしい。
「おいおいおい、しばらく休みをもらってないぜ。ちょっとは休ませてくれよ」
言葉は発さないけれども説得力のある無言の倦怠感を引っ提げて、管理人に物申す。
言われてみれば、確かに身体が重たいなあ。
ということで、本日、最も頼りにしたい道具・身体を愛でる日と相成りました。
畑に行かなくても、自分の好き勝手にできる家がなくても、ベランダがなくたって、
今ある暮らしの中で、諦めることなく、できることをやろう。
この小さな小さな宇宙から、はじまっていくのだ。
何でもない些細なことだけれど、ぼくにとっては大きな一歩。
去年はやろうとも、やりたいとも思わなかったことに手が届いたのだから。
切り離された食と暮らし、知らない間に何を食べさせられているのだろう、お金は勿論つくる喜びを奪われ、どこまで、いつまでぼくらは搾取され続けるのか、スーパーに行ったときに感じた本当の意味の違和感、遠くで同じく土をいじる仲間たちと縮まった何か。Space土Chantの“大地へ還れ”、軽んじていた家庭菜園。‥
それもこれも、全部「とりあえず」にしては大きかった畑が教えてくれている。
ぼくの中の何かがどんど変わってきていて、収穫は春から既に豊作。
これをおろそかにして何も偉そうなことは言えないし、言われても響かない。
愛用しているジェットストリームとドイツの蜜蝋クレヨン。
脱街人間に寄り添う【おひねり制アナログ月刊紙まちゅ★ぴちゅ】も、
今年からは目の前の暮らしを何よりも優先するために季刊にした。そのおかげで【まちゅ】に併せて仲間たちに便りを出す機会も必然的に減った。
足りていなかったのは、だれでもない誰かたちを思う、ある意味では非生産的な、
ぼくにとっては必要不可欠な代えのきかないペンを握る時間だった。
‥と、思ったら遠くのエマワトソンさんから粋な手ぬぐいが届いた。
ペンと紙と、たまに手ぬぐい。
面倒で手間も時間もかかるけれど、ワンクリックでは飛ばせ(さ)ない思いだから嬉しく、有り難い。
安売りしない思い、電波に乗せない気持ちがまだまだ、ある。
少なくともぼくのまわりでは、類は友を呼ぶのか、そっちが主流。
いつも、ありがとう。
味のある手紙をもらう度に、
物理的にひとりであれこれしていても、結局やっぱりひとりでなんか生きていないことに気付かされる。
喜びはみんなで分かち合って初めて喜び、なのだ。
クリス曰く、「HAPPINESS ONLY REAL WHEN SHARE.」
(幸福が現実となるのはそれを誰かと分かち合った時だ。)
映画「INTO THE WILD」より。
ぼくはこうして、土の上でのヘタクソな物語を書きたかったのかもしれない。
手ぬぐい王子さ~ん
返信削除お久しぶりです!!!
たまには、体も労らないとね!
北海道の大自然や気の合う仲間からの便りで、心は絶好調みたいですね?
今は、新緑と支笏湖の青のコントラストが最高の季節ですね!
実は、今週末から北海道におじゃまします。
またまた、トマムとサホロでラフティングしまーす。
今回も支笏湖には行けないですが、支笏湖でカヌーをやりたいという友達が居ますので、もしかしたら秋ごろにお邪魔するかもしれません。
彼女はカヌー初体験で、私はカヌー初心者級なので、その時はご指導のほどヨロシク~~~!
永松
永松さん
返信削除コメントありがとうございます!
返信遅くなりました。相変わらずお元気そうで何より!はい、ぼくも調子が良くなってきましたよ~。
永松さん、何だか毎年トマムづいていますね!今回はサファリフローティングではなくラフトかな?
お、ついに支笏湖再訪企画立ち上がりかけているのですね。naokiさん共々、いつでもお待ちしておりますよ~(^_^)v