クリスマスってナンダ?
無宗教イストとして、何でもないように、今日もカヌーを漕ぎに行った。
そこには、赤いサンタさんがいた。
流れはあるようでなく、沼をのらりくらりと漕ぎ進む。アドレナリンが分泌される激流とは全く趣が異なる美々。
Where are we?
瞬時にTrip感を味わえる稀有な空間。
Where are we?
日常で自分がどこにいるかを見失えるなんて、何たる幸せではありませんか。
本来、生命‥ありとあらゆるすべては、もっとずっとあやふやで曖昧だったのだろう。
何でもないように、いつものように、カヌー。
何にも言わずに、いっとう特別な時間。
勇払原野をくねくねと流るる雪の美々川で編まれる一遍の物語。
形に残らない、換金化できない、たったひとつのプレゼントのつもりだったんだ。
何にも持たない今のぼくが唯一渡せるものは「今」だけだから。
カヌーは、「今」を漕ぐ。跡が残らないのがいい。
陸地でも同じで、過去なんていらないし、知らない。過去があって「今」があるから感謝はするけれど、そんなことは「今」のぼくにはどうでもいい。
「未来」はどうでもよくないけれど、「今」をまっすぐに愛することより大切なことは何にもない。
赤と緑は、クリスマスカラーだね。
冬もカヌーを漕げることが、こんなに幸せなことだったなんて。
ぼくは今まで何を見ていたのだろう。
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