北海道、千歳市といえば、‥空港。自衛隊(住むまで知らなかった)。 (‥支笏湖ー!)
若年齢層は増加傾向にある稀有な町だが、内実は自衛隊のおかげであろう。
マンモス小学校だってあるはずだのに。
内実、年々本屋がひっそりとなくなっていく悲しみのお空の玄関口、千歳シティ。
千歳市民‥とはいっても僻地住まいな身の上ではあるが、本屋=文化発信基地であろう。
電子書籍や図書館の汚してはならない本は、読めども頭に入ってこないのは僕だけだろうか?
時代の流れだ便利だ効率的だといっても、言葉は紙で味わいたい。
垂れ流されるがままにただただ、消費したくない、消費されたくないのだ。
悲しみにくれていても本屋はなくなっていく。
僕らは本屋ではない。マフィン屋で、カヌー屋だ。
しかし、思えば近くにパン屋がないからパンを焼くようになった。コーヒーも然り。
自分たちが外で出会ったら嬉しいランチもやるようになった。
すべてはなかったから生まれた。必要は発明のなんとやらか。
扱える本も少ないが、微力ながら、やはり面白いと思った本は可能な限り、ちょっとずつでも取り扱っていきたいね、となった。
一冊の本との出会いが僕にカヌーを教えてくれた。
文化も自然も切り離さずに、陰陽とかイン・アウトドアとか自分はどっちだどーのでなく、好奇心の赴くままに枠組みなんて取っ払って、どちらも自由に嗜んだらいいのだ。嗜みたい。
あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたい、ブルーハーツなのだ。
そんなわけで、本屋がなくなりゆく町の番外地(!)に佇むマフィン屋が仕入れた本3冊をご紹介。
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『生活フォーエバー』寺井奈緒美さん
発行 名古屋のエルビスプレス/オンリーディング(よくお客さま方から名を聞く本屋さん)
ずいぶん前になりますが、初めて「エルビスプレス」を見聞きしたときの衝撃たるや。
圧搾機でいくら僕を絞っても、このエッセンスの一滴すら抽出されないであろう、類まれなるネーミングセンスに目ん玉が飛び出ました。いつか行きたい本屋さんが発行元の本作。
ページをめくると、あっちにユーモア、こっちもユーモア。本文は勿論、短歌もじわりと笑わせてきます。何を隠そう寺井さんは歌人でもある。さらには土人形作家でもある。
表紙の絵から想像していたイメージのはるか頭上をいく面白さでした。
笑いを堪えず思いっきり笑いながら読んでほしい一冊。
大活躍の安達先生は、雑誌「天然生活」(2024.3月号 1/19(金)発売)にも登場しているとのこと!!
うーむ、何度読んでも金言です。
若干、僕らも記事を書いた「刊行記念特典ペーパー」もございます。
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