ギター・ブズーキ:【星直樹】さん
会場:【ニシクルカフェ】
聞いたことも見たこともない楽器の音を聴きに行った。
トビウに今年は行くか!(いつも行きたいけど土日だしで諦めがち)と思えたのは、音楽馬鹿の友人家族の参加が判明したのも一つの要因ですが、
ダンサーの【柿崎麻莉子】さんがいることも決め手の一つでした。
柿崎さんは東京・丸の内コットンクラブでの【大和田慧】ちゃんLIVEでその佇まいに度肝を抜かれました。
良い音の流れに乗れた気がする2022。まだ終わらないからおそろしい音の波。
お琴のようなものかしらと思ったが、ハープを置き型にしたようなものであった。
写真は39弦(38?)で、カンテレの中では一番大きいサイズだそう。5弦や10弦のものもあるそうです。
あらさんは日本でカンテレ(フィンランドの民族楽器)が知られていない1990年代からプロ奏者として活躍しているそう。つまり、日本カンテレ界の始祖といっていいのではないかと。
「まだ、人が文字を紙に書く前。言葉を、詩を朗読するときのBGMとして生まれたのがカンテレなんです」というようなことをあらさんがささやきました。
‥な、な。な、なんて素敵な。な、な、なんて詩的な起源だろうか!!!
詩だけでは覚えにくいから音楽をつけて口承したのだろうか。ロマンも、イベント企画の構想も一気に膨らみました。
なめらかでやわらかで、繊細な音。お人柄がにじみ出ているような。
水の謌(ホテル)のハープ奏者の柔らかなタッチも思い出しました。
「琴線に触れる」とかよく言いますけど、本当に。高音が特にグッときました。
自分の中に宇宙を感じつつ、森も湖もトーベ・ヤンソンさんが夏に住んでいた島も僕には見えました。
北欧に行ったことはないけれど、そこは朱鞠内とか根室とかオコタンペ湖の針広混交林とか、「っぽい」ところが北海道にはたくさんありますからね。イメージ資料だらけです。
森も湖も、北海道には美しいものがあります。目の前にあるわけで。
カンテレのルーツに近い環境ではなかろうか。通りで、こちらの女性には北欧好きが多い長年の謎が、解けたわけです。シンパシー、親和性、共感。
思えばこっちにいたら僕の16才くらいから発症した沖縄病(=沖縄に異常にハマること)もいつの間にか落ち着いたな。
ブズーキ(星さん曰く、「乱暴に言えばマンデリンを大きくしたようなもの」、とのこと)
の音色も、また良かった。
釧路のお宿に捧げた歌も途中にあり、釧路出身の店主は「ん?」と食いついていました。
◎カンテレ奏者のあらさんの旦那様が「ペンネンノルデ???」と声をかけてくれたのでご挨拶をすると、なんと、数年前に雑誌「HO」(ほ)で取材に来てくれていたライターさんでこれまたびっくり!
店主の記憶では「当時東欧の今はなき言語の音楽をBGMに流していた(どんな音なのやら)ら、その音楽に食いつかれて、この人面白いところに食いつくなあと印象的だった」そうで。
数日後、アイリッシュ・ミュージック好きの【ニシクルカフェ】のあきさんに、カンテレとのご縁についてお伺いしたところ、これまた「HO」で旦那さんが取材に来たときにBGM話(取材の奥義とみた!)から奥さまのお話になったそうで。
‥‥HOほ~!!(既視感)
ご縁はどこでどうつながるか分からないから面白いなーと。
札幌軟石(4万年前の支笏湖噴火の噴出物)の建物「ぽすとかん」もクリスマスモードでした。
楽しみながら、ついでにマフィンも販売させてくれて、
寛大なる ニシクルカフェ様・【軟石や】様、お買い上げいただいた皆様にも、ありがとうございまっす!!
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