九年。
この日を境に、世界は色褪せた。
東京もパニック。
日常を回せる人は速やかに回すことが重要であることを学んだ。
確かなものは、そう信じこまされていただけの幻想でしかないこと。
また、それでも、だから、一度手放したカヌーを選んだこと。
カヌーは、ぼくにとって、好きとか嫌いとかの範疇外の、業の深い乗り物である。
支笏湖に来て九年。(冬はいなかったりするが)
世の中は何か好転したか?
原発は放射能を漏らし続けている。
無力である。
しかし、無駄ではないはずだ。
思考や行動の根底には3.11。
3.11を胸に今を生きるのはぼくだけではないだろう。
「命を大切にしないやつなんて大嫌いだ」
と言ったのはジブリの誰だったか。
すべての魂が安らかでありますように。
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