ペンネンノルデ(アイヌ語だと思われることも多い)のレジ脇に見つけた本。
北海道新聞に連載されていたらしい。
表紙は砂澤ビッキさん。クラさんの親戚。
ガイド試験の勉強をせねばと思うと、なぜか読みたい本に誘惑される、という。
オリンピック誘致とか辞めろよ思うし、アイヌが盛り上がるのも良いけどブームで終わるなよとか思う。
流行りは廃れる。
カヌーは流行らないから廃れない。
本当の日本人、アイヌのクラさんの人生。
しんどすぎでは?という状況が幾度も現れるが、クラさんの受け入れ方、向き合い方、実直な姿勢たるや、感服。
誰のせいにもしない。できることをやる。
この時代に生まれていたならば、はたしてぼくはクマを倒せただろうか。地図なく山に入り、小屋を建て、猟をし、家族を養えただろうか。
いやはや、人間って本来すごいんだよな。
自然とともに暮らした先人がそんな昔でもないこの国にいたんだよな。
良い本に出会えました。
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