夏至が過ぎてしまった。
夏の始まりはつまり終わりの始まりでもあり、冬を意識するわけで。
これから日毎に日が沈むのが早くなっていく。
なんだかセンチメンタルになるこの感覚は東京では無かったから北国で育まれた後天的季節感というのか。
夏至の時期は梅の時期。
去年三河みりんだけで仕込んだ梅酒がうますぎたので、今年もその戦法で酒を仕込んだ。
これを呑める日を楽しみに、これを呑むまでは死んでも死なないぞ、そんな、明日への希望、生きることに執着するための梅仕事。
夏至と梅はアメとムチ、ツンとデレ、なんともナイスなコンビなのだよなあ。
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