2019年3月4日月曜日

「不器用な春」


春はチューニングの季節。

相性というの、なんてーの。まあ、随分迷惑かけた季節にごめんなさい
少しも「取り繕わず」、‥今なら「取り繕えなかった」と言うけれど

苦しい顔して毎春、それでもやってきたのは
匂いだったのか 方角だったのか 乗り物だったのか 湖だったのか 人だったのか 恋だったのか なんにもなかったのか

まあ、まあ、
ひとつ ひとつずつ、丁寧に
不器用な春のおまじない

この頃は良い感じだよ。


ひとつ、ひとつずつ、丁寧に

馬鹿の一つ覚え それしかできなくて
止まってるみたいな 止まりかけみたいな そのスピードで
じれったくて見ていられないくらい その先の光は誰にも見えなくて

ただただ いつまでも 諦められなくて 手放せなくて


相変わらず いくつになっても しつこいくらい 
同じうた ばか り ハード リ ピート

ひとつ、ひとつずつ、丁寧に

飽きないうたがあるんだよ
飽きないうたには続きがあ ったんだよ

ふたつずつ、みっつずつ、よっつずつ‥ 

あれもこれも考えて 器用なふりして 途方に暮れて 少し空を仰いで 西日に目を細めて カッコいいつもりでタバコのようなため息をふかしてみたりしてさ
 
何かたったひとつもタイセツを取りこぼしてはいないか











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