毎日毎日、一日五回転のツアーが続く。一日が伸び~る8月。
あっちもこっちもやると、色々思う。
あの人と、この人と。一緒に動くガイドが変われば、これまた色々思う。
よきも悪きも、ぼくらの関係性がツアーには滲み出る。
良いツアーは良い人、良い関係性からのみ生まれる。
陸地で構築できていないことは、水の上で表現できない。
毎日を丁寧に重ねたい。ただ安易に「重ねる」のでなく、惰性で回すでもなく、誰でもない自分で考え、動き、少しずつ、着実に積み重ねていきたいと切に思う。
何のためって、良いものをつくりたい。
良いものはすべてを気持ち良くするはずだから。
思いっきり気持ち良くなってもらいたい。
お客さん。人。自分。職場。この地球を。
夏以外のソロ活動では自分の思い描くイメージを表現できるようになってきた。
しかし、夏といえばユニット活動。苦手な大人数が相手、つまり、チームプレイが肝。
コミュニケーションの取り方にマニュアルはない。ただ、コミュニケーションはひとりでは構築できない。一人で思い描いても、伝わり合わなければ何にもならない。
ぼくは会話がしたい。対話がしたい。何事にも、真正面から向き合いたい。深いのが好きだから、ぼくは支笏湖に来たのかもしれない。
お互いがどこまで共通認識を持てるか。歩み寄れるか。その気があるか。
一方通行ではたどり着けない、ソロ活動とはまた異なった世界の色を見たい。
あと10日。今年はようやく陸から水の上に戻ってこられた嬉しい二年振りの夏。
自由になれる水の上で新たな手応えを得られるだろうか。試される夏。
「良いツアー」はお客さんの感覚とは別次元にそれぞれが持っている。
ツアー後の締めをしたら、お客さんが拍手をしてくれたという。
ぼくらの自己満尺度とはまた違うベクトルの客観評価をいただいたわけだ。
「素直に嬉しいよね」って、ほーりーとくっちゃべりながら片付け。
何でもない1シーンだけれど、嬉しいことを一緒に嬉しいって、喜びを共有できるのは実は当たり前なことではなく、とても貴重尚且つ有り難いことなのかもしれない。
先日のお休みは、
お金を稼ぐために、遊んだ。なんて健全だろう。ブルーベリー収穫。
いや、遊びを仕事にするのか?どちらから始まるのだろう。
物語はいつだって、「好き」から始まるんだ。
これが、誰かを笑顔にするブルーベリーマフィンになるのだ。
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