2016年11月25日金曜日

ラフでない言葉遣い

夏も冬も言葉遣いについてよく考える。
自分の口癖や人の口癖については毎年なおきさんとの会話の話題となる。
意識してはいてもついつい使いすぎてしまう言葉というのが人それぞれにどうしてもある。
小さなストレスが積み重なることで、お客さんのecstasyが遠のいていく。ぼくらは、いや、少なくともぼくは気持ちよさそうな人の顔を見るのが好きだ。まずは意識するところから始まる。

きれいな言葉を使う人が男女問わず好きだ。言葉を適当に扱う人は、なんだか信用ならない。汚い言葉はその人を汚く見せてしまう気がする。言葉は人の影みたいなものだ。

「かしこまりました」は去年、陸の接客先輩であるふっくんに学んだ。

丁寧だけれど上品すぎず、誠実だけれどフランク。そんな絶妙な曖昧ラインを手探りしている今日この頃。


チャンスがあれば、求められれば、やはり、ついつい喋りすぎる。お喋り野郎共のことを言えない。
内容は専ら、支笏湖の美しさ、カヌーの面白さ、氷濤まつり制作側の思い、の三つに尽きる。
伝えたいものがぼくには確かにある。

カフェはカヌーツアーよりずっとずっと敷居が低い。カヌーも支笏湖のこともよく知らない人が間違ってぼくらのお店に入ってくる。しめたものだ。

ツアーに間違って参加する人はいない。稀にいるが。
間口は広いに越したことがない。

ぼくらの世界は素晴らしい。

photo by NAOKI.M

二年前の11月は沙流川にいて、氷濤制作二冬目を待ち構えていた。

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