遅刻の言い訳していいですか?
早めに支笏湖には到着していたんです。
ぼくは昨日焼いたケーキを切ってコーヒーを準備しようと店に寄ったんですよね。
仲間たちも既に揃っていまして。
すると、なんと、まだベタ凪ではないか、と。
遠目にナイスコンディションの湖が見えてしまったんですよね。支笏がぼくらを呼んでいたんですよね。
「今日のあたし、相当いいわよ?」って流し目おねだりされちゃったんですよね。
美人の支笏にそこまでされて、誘いに乗らないでは男がすたる!
というか、断れない。
野郎ども、急げ!‥ということで主犯はぼくです。申し訳ございませんでした。
ちょっとだけ。まだ間に合う。大丈夫。
ちょっとだけ。でもどうせなら、店の守り人に季節ごとの水の違いを肌で感じてもらいたい。初冬に案内したポイントまでいってしまいたい。
‥まだ間に合う。
ああ、ごめんなさい。最高に美しい。
よっぽどのタイプでない限り、ぼくの節穴には支笏や千歳川の方が美しく見える。
一回でもこういう日に縁があった人は、カヌーの、支笏の虜になる。
常連さんの多くは、こういう日を味わっている。縁なのだよな。見せてもらえるかどうか、支笏は見る目あるから恐いんだよ。
出し惜しみするし、無駄な人には一切見せないし、長いものに媚びない。どう思われるか、評価を全く気にしない、誰よりも自由。そういう鼻っ柱の強さにぼくは惚れっぱなし。
写真でも言葉でも伝わらない。それは表現能力不足とかそういうことではなくて、ぼくら人間は馬鹿だから、自分の目で、身体で感じないとモノにできない。
0 件のコメント:
コメントを投稿