朝。誰も見ていないところで、面白いことをしてしまう。
昼。誰も見ていないところで、面白いことをしてしまう。
どっきりかな。思わず、カメラを探した。
面白いことは、ちょっと言いたい…というか、痛い。
燃えるごみの日、ちょっと嫌い。汚れたジーパン、履き替えた。
お粗末でした。
このコーヒー、おいしい。
世界には何億の人がいるんだっけ。
世界人口のうち、ふたり。
ぼくの淹れたコーヒーを、わざわざ言葉にして返してくれた。
コーヒーが、ネルを通って、ぼくとあなたのフィルターを通って、素敵な言葉になった。
おいしい。
…ぐっっっとくる。直視できなくなる。分かってくれるか、そこにたどり着くまでの道程。まずい、泣きそう。高村光太郎。
自分を認めてもらえた気になるらしい。
幸せはそんなもんだ。コーヒーは深煎りだが、ぼくは年々浅くなっていくなあ。
無駄なこだわりをぽいぽいしながら、身軽に歩ってる。
久しぶりに月夜の下でなおきさんとあーだこーだ言いつつ作業。
いやあ、今夜の月は明るい。純度が特に高い気がした。
なんとなく、なんとなく、本当に漠然と、
苦しみも悲しみも喜びも、たいした違いではないのかもしれない。
旅は暮らしだった。ここがあそこだったわけだし。嫌いも好きも、全部、元をたどれば出所は同じ。流れはあるようでない。
ぼくらは元々、たったひとつだったのだから。
明日も昨日もあさってだって、あるかないか分からないのは同じこと。
あると馬鹿みたいに信じ抜けるのが愚かな人間唯一の才能。
ぼくは愚かなわりにはあんまりそれを信じられずに、毎日、生きているか?確かめながら生かされてきて、訝しがりながら、これからを生きていく。
今よりもっとずっと面白い世界を見たいだけ。
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