2015年9月2日水曜日

こんこんと大雨 TOMAKOMAI CALLING

朝。



いぬっころが店の前にいて、参ったなあと思ったら。


手負いのこんこんだった。
しゃがみこんで、声を掛けていると後ろからなおきさんが不審げにやって来て。困ったときのビジターセンターへご報告。

街の人間は、こんなとき、「かわいい」とか、「かわいそう」とか言うのだろう。

「街の人」という役を演じきれなかった人間は、弱り切った野生生物の姿を見たとき、「明日は我が身」と、心の中で唱えるようになる。

そうこうしているうちに、雨は強まり、さすがに雨はお構いなしな【かのあ】ツアーもここまで降ると厳しいか。



しかし、どこの世にもタフなお方はいるようで、いざ出陣。
いやはや、皆さま逞しい。
横殴りの雨も気にせず、箱メガネ越しの世界に夢中のお客さま。リスペクト!



旅先での悪天候は、その土地からのlove call。「また来てね」ってことだと、いつもぼくは思うようにしている。

午後には、さらなるタフガイが現れて、なおきさんが対応。


すると、冬のお祭り中毒アルバイターがタイミング悪く現れたので、しばらく控室に閉じ込めて。

ぼくはというと、せっせとケーキを手際よく40人分つくったりしながら、
お菓子作りと温度・湿度変化による完成品への影響についてあれこれ思いを巡らすふりをラッピング隊長・どるふぃんとしてみたりして。



あまり行かない苫小牧はというと、大きな水たまりが沢山できていて、
南を志向するきっかけとなった音楽に久々に再会し、つまり、今、ぼくが北にいるのは、南に行かせようとしたこの音楽があったからで、
だが、そもそもその音楽を教えてくれたのは芸人・βであり、つまり何を隠そうキョーダイ・ひいては家族のおかげで、今ぼくがここにいるわけで。

音を楽しむと書いて、音楽。

リズムを楽しむと漕いで、カヌー。

どちらもお月さんがよく似合う。







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