夏前に、もしものためにと自ら名乗り出てなおさん直伝のウィスキーケーキ(別名「命のケーキ」)の作り方の流れを教わった。
例年に比べ、夏Sotocafeの定員数は抑えているのだが、それでも、毎日ケーキはごそっとなくなっていく。
気付けば、明日でケーキがなくなろうとしていた。
既製品で代打とするわけにはいかない。
これは、なおさんが限界まで作り続けた世界一のウィスキーケーキ。
指をくわえて命のケーキが尽きるのを茫然と受け入れるわけにはいかない。
やったことがないから、できないだけだ。とりあえず、やってみよう。
ぼくがやらなければ、ケーキの命は尽きてしまう。
消してはいけない灯を一人で守るという大業をさて、ぼくは成し遂げられるのだろうか。
すると、強力な助っ人たちが現れた。‥というか、すぐそばにいた。
レシピと記憶を頼りに、お菓子作りの頼もしき先輩たちに、さまざまなコツを教わりながら。
(photo by 命のケーキ職人)
なおきさんがみんなにくれたご褒美は、サンセット後カヌー。
仕事と遊びの境界はなく、大切なものが全部、ここにある。
終戦の日。平和と友だちの誕生日に吹きならしたしゃぼん玉。カヌーと月。暗闇と音。
切っても切れない人と人。
すべてに感謝。
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