ぼくはいつも平日に千歳川を漕いでいた。人に会うことはあまりなく、静かな千歳川を満喫していた。
が、今年はツアーのおかげで土日祝日の千歳川を流れる。今まで知らなかった、みんなに愛される千歳川の新たな一面。
カヤック部隊、釣り人、野鳥狙いのカメラマン、ランニングマン、ウォーキングマン…
それぞれにとって、千差万別の千歳川があるようで、嬉しいような、ちょっと寂しいような。
自分だけのアイドルだと思ってライブ会場に行ったらものすごい数の人がいて、「あれ?俺だけの○○が…」みたいな妙なニュアンス。
釣り人には通行カヌーは邪魔だろう。なるだけ邪魔をしないように気を付けてはいるし、すいませんと声かけだってする。いつもいるおっちゃんがいれば、世間話をする。
それでも、カヌーは急には止まれない。
だからといって、怒鳴るのは違うとぼくは思う。
楽しみ方はそれぞれだけれど、ここは、美しい川で、ぼくらはみんなこの川のファンであって、広い意味で捉えれば仲間。千歳川ファンクラブ会員なのだ。
ぼくはケンカをする気はないし、挑発される筋合いもないと思っている。なるだけ仲良くいきたい。千歳川もそれを望んでいるに違いない。
野望は?と問われれば世界平和と答える。何言ってんだと笑われるが、世界の中に好きな人たちやぼくも含まれている。
好きな人たちには笑っていて欲しい。その顔を見ていたい。だから、世界平和。
で、目の前の世界に平和がなくては、世界の平和なんて叶わない。千里の道も一歩から。
ガイドとして、というか、一カヌー乗りとして、ピースフルな千歳川であって欲しいし、そうしたい宣言なのでした。
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