初年度からのゲストに「美々川に行きたい」とのリクエストを頂いた。
ホームである支笏湖ではないフィールドで、ぼくには何ができるかな。
ゲストは何に期待してくれているかな。
日々のツアーのこと以外も同時進行で思考し、足を動かすというのは、一点集中型のぼくには難しかったけれど、自分のやりたいようにツアーを「つくる」ことの意味や醍醐味を味わえた気がします。
それもこれも、白い冬に学んだあれこれのおかげ。
白い雪降る美々川を下ったから、こうして緑の今がある。
点から線へ。すべてがつながってきていることで、より自由になってきた。
場所は違っても、やることは同じで、大切にしたいことも変わらない。
ガイドとゲストの域を超えて、ヒトとヒトとして、それぞれの特色ある水の上で、たった一瞬、同じ時を共有する。
それはカヌーの通る跡と同じで形に残らない。目に見えない、分かりにくいから理解されにくいかもしれない。
でもね、だからこそ、「一緒にいること」、それが何より今の時代に足りていなくて、今いちばん必要なことだと肌感覚が訴えているように思うのです。
理解ある周りの方々のおかげで、今日もとてもいい一日でした。
さらには、なんと地元の仲間が入籍をしたとの報も受け、ニタニタ顔は収まりそうもありません。
おめでとう、小さかった鼻たれ小僧たちもいつの間にやらいっちょ前に守るべきものを見つけ、これから優しく包みこんでいくんだね。
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