けれど、風は最強。
初めて、千歳川源流部が本気で濁っているのを見た。
耳にうるさい風と波の轟音。
九月もなんだか不安定だなあ。
全く人を寄せ付けないエネルギーの大爆発する様を眺めていたら、不覚にも泣きそうになった。
泣いてたまるかと、思いっきり漕いでみたけれど、ぼくの知っている美しい支笏は、どこにもいなかった。
どう思われようと、どうでもいいんだなあ。ぼくらがどう感じるかなんて、どこ吹く風なんだと思うと、感じることの無意味さを突きつけられるようで、悲しくなってしまう。
人は、影響を与え合いたい生き物。
歩み寄る気がぼくらにあっても、今日の彼女にはその気がなかった。
どんなに会いたいと願っても、相手に拒否されたら、思い続けることはできるけれど、会うことはかなわない。
今朝、いつも通りにいってきますのキスをして、ぼくが帰ると「おかえり」と迎えてくれるはずの君が忽然と姿を消していた。玄関の前、ここがどこだか分からなくなり立ちすくむ。
ぼくのhomeは君だったことを知る。
‥なんてね。
午後はツアー中止。
したらば、せっせと内職!
ツアーで出しているnaoさんブレンドのハーブティ制作をいそいそと進めたりしましたとさ。
現実のhomeに帰ると‥
「ちゃんと気仙沼で買った」という【アンカーコーヒー】の「I’m home」が届いた。
(好評の「高尾山がすきだっ!」2013.4.12てやんday)
春の高尾山後、友人が新宿伊勢丹にアンカーコーヒーが出店しているので買いに行くと言う。その後の予定はいつものようにノープランにしていたぼくとはまだくんは彼女に同行することにした。そこでぼくがずきゅん買いしたコーヒーが、他でもない「I’m home」という名のコーヒーだったのだ。
home。I’m home。君がhome。
ぼくの脳内と脳外は絶妙なタイミングでリンクする。
夢も現実もたいして変わりないから、
この前夢でアメリカの戦闘機の機銃掃射に怯えたときは焦った。柳田邦夫さんの名著「零戦燃ゆ」のせいです。
ぼくは夢の中でもツアーをやっていたりする。
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