‥その後のお話。
【つながり自然農園ブログ「助っ人現る」】を僕目線で書きますか。
現場に到着したのは夜だったので、そのまま宴へ突入。
香川で感じたこと、農業の可能性、四万十での暮らし、ガイドとは、3.11、放射線、守ること、生きること、やりたいこと、大切にしたいこと、これからのこと‥
今回のカブ旅のことを友人に話すのは初めてだった。
話しこなれていないから、うまいこと伝えきれなくてもどかしかったけれど、少しずつ少しずつ、話し続けていくことで、自分の言葉になっていくわけで。
ひたすらインプットしずぎてカオス状態にある脳みそと心。ためすぎて腐ってしまわないように、今日からはアウトプットアウトプット。
何にせよ、本気で話し合える仲間がいるというのは非常にありがたい。
翌朝、立ち飲み野菜ジュースバーから始まった一日は、快晴。
温度管理中の未来の「米」。発芽待ち。そう、ここは「黄金の国ジパング」。
軽トラでごーごー。
あきら氏は他の作業もあれこれ同時進行させながら、右前歯を半分折りながら【「折れた…」参照】、ビニールハウスを二週間ほどでここまで作り上げていた。
『まわりに協力をお願いしようかなと思ったりもしたんだけれど、これがひとりでできたら、これから先もやっていける気がして。馬鹿だよね。組み立ててくれる業者とかもあるんだけれどね。でもどうにかなったな。』
半端な気持ちでは、ひとりでできない。リスペクト。
斜めに入ったパイプで強度アップ。
ハシゴや頭を使いながら、あーだこーだ言いながら、ビニールを被せていきました。
鳥の見分け方の話でもしているのでしょう。僕らの母校は生物オタクだらけです。
針金みたいな黒いやつで固定していきましたとさ。しょうわ。(噂の四万十ジョーク)
(そうか、青ならモンベルダウンも全然ありじゃん。)
佐久の春はこれからです。
鬼門のドアも取り付けて、ほぼ完成の舞!
午後からは、レタスとキャベツを畑に植えに行きました。
「早く出してくれよ~」
凛と生きる彼女を眺めていたら、これからの日々を頑張れそうな気がしたのです。
手塩にかけた子どもたちがいよいよひとり立ちをする。親の心境やいかに。
ここの畑は雑草がはびこっていたので、耕うん機が登場。
「農ガール」っていうのかしら。サマになってるやん。
“ヒト”が大地を踏みしめることを忘れてから、そんなに日は経っていないから、まだ、今なら間に合うんじゃないかな。
街にいそうな今どきのイケメンが、土にまみれて笑う。
ギャップ萌えってやつです。
宴で彼がつぶやいていた。
『3.11後の現地での活動が自分の中でかなり大きくて。大切な人たちを、みんなは無理でも、顔の見える人たちを守るためには‥?そう考えたら、農業だったんだ。』
そうか、誤魔化さないで生きる彼だから僕はつながったんだ。
大切な人を“守りたい”。
“守りたい”、言うだけなら簡単だ。いつものように、誰にでもできることは誰かに任せてしまえばいい。
ここから先の僕は、僕らは、大切な人を実際的に“守る”んだ。
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