おひねり制月刊紙『まちゅ★ぴちゅ』第4号。
フェリーに揺られて、自衛隊員さんたちの終わらない体育会系話にも負けずに、太平洋上で完成しました。気付けばロビーのソファで寝ていました。
メインは「冬の思い出」。
文章の気持ち悪さ、いい感じです。すぐに見せられないのが残念。新宿なら父が真っ先に催促してくれるのですが、仕方がないので一人で朗読して悦に浸ってみました。
その父が先日、「年間購読料だ」と言って、さらりと五千円を払ってくれました。
5000円÷12ヶ月=416.6666‥。417円の価値が、一紙につきました。
‥すごくないですか。驚きながらも、ありがたくいただきました。
紙とペンが、お金になった瞬間。僕もつくれたのです、お金。雇われずに、やりたいように、お金。
親からだけど、それでも、お金は、お金。稼ぐ手段に、なるかもしれないのです。何でもない紙とペンが。
その後は、郵送用の切手を頂いたり、餃子をごちそうになったり、僕の申告で一紙100円花屋のきれいなおねーさんにいただいたり、清龍代おごってもらったり‥。まあ、『まちゅ★ぴちゅ』のおかげでか分からないラインも大いにありますが。
出版社に行ってみたり、人に触れ回ったりして、表現する場は簡単には手に入らないしあってもお金にはなかなか結びつかないことが少し分かって、腕組みをしてしばし黙考。‥では、とりあえず自分でできることをやってまえ!僕の好きな言葉、「とりあえず」です。
そうして始まった『まちゅ★ぴちゅ』で僕が実験したいのは、こだわろうとしているのは、今まで興味のなかった、ここにあります。「換金」。別にフリーペーパーにしたって構わないのですが、それでは今までと何も変わらないから。ちがうことをやりたくなったのです。
自分の生産能力を試してみたくなったのです。蹴散らされてもつぶれない図太さが備わったのです。生産能力があるのか、ないのか。あるならどの程度までいけるのか。
換金化は、つまり、社会とつながるための分かりやすい定規みたいなものだと思っています。僕も社会の一員だから。
お金を稼ぐ前から「大切なのはお金じゃない」と言っても、説得力がないかなと。
一紙の価値は僕は100円200円くらいかななんて思っています。人によって「僕」という人間への評価が違うから、それによってお金も変わるとは思いますが。ビッグイシューの読み応えで300円だもんなとか思うと、ビッグイシューのおじさんたちに並んで「一紙300円です」とは言えないよな、とか。
でも、まあ情報誌と言っても意味合いが違うから、300円もまあ、手間を考えればありだよな、とか。
我が家には僕だけでなく、芸事に勤しむβ(べーた)ってのもいて、まあ大変なんです。でもね、いつもいつでも「好きに生きろ」と、両親は何も言わずに態度で示してくれているんです。
「あんた、恵まれてるね~!!!」と、先日、友人の大切な方にも絶賛されました。
そうなんです。否定なんてできません。僕は恵まれているのです。愛されまくって育つと、こんな風になります。なんてね。
そうなんです。否定なんてできません。僕は恵まれているのです。愛されまくって育つと、こんな風になります。なんてね。
「おひねり制」は、読者の方の評価に任せるシステムです。今は始めたばかりで試しがてらなので適当なのですが、そのへんももっと単純にこちらから一紙いくら、送料いくらとか提示した方が親切なのかな、とか、いろいろ模索中です。
システム変更の際は改めて報告します。
とりあえず、読者の方の匙加減に委ねながらもうちょい行きます。
★★★★★★★
去年の11月。雨。苫小牧。視界が悪く前が見えない。メガネもやられた。寒いし。時間的余裕のなさが焦りを生んで、僕は東港と西港を勘違いして、むかわ方面への無料高速道路に迷い込んだ。ありえない。雨。暗闇。高速。弱小カブ。死のセオリーしか見えない。どうにでもなれと、泣きそうになりながらどうにか脱出。今夜は野宿、か。いや、雨は嫌だ。支笏湖に泣き戻りするか。そうしよう。諦めかけていたら、滑り込みセーフで大洗港行きのフェリーに乗り込めたのが、ほんの五か月前。
二、三年前のような気がしていたが、ほんの五か月前だなんて。
どおりで、何の懐かしさもない。それは去年と一緒。
ずっと前からここで生活している気がする。
ここに来るまで、僕は随分と長いこと、東京にいた気でいた。それほど濃厚だったんだな、春の東京。
どちらが夢?
どちらも現実。ほら、四万十に行ったのも本当だよ。
なんてこった、なんて生活だ。
今シーズンは、誰が遊びに来てくれるかな。
手ぬぐい王子さん
返信削除お疲れ様です!!!
北海道に無事上陸したようですね。
やはり、東京の空気とは違いますか?
実は、今年度の休暇村のパンフレットの支笏湖のページに、手ぬぐい王子さんらしき写真が載ってました!!!
かのあのホームページの『今日もどこかでてやんDAY』の入り口の写真と同じだと思うのですが…もし違ってたらすみません…
支笏湖といえば、カヌーになりつつあるのでしょうか???
それでは、今年も春から秋にかけて、カヌーを楽しみに来るお客さんの素敵な思い出作りのお手伝いをしてください。
永松
王子おかえり。
返信削除永松さん
返信削除お疲れ様です!コメントありがとうございます。
うーんそうですね、すっきり爽快な気がします。
おお、そうでしたか。休暇村支笏湖さんにはかのあ写真を提供しているらしいので、それは確かに僕かもしれませんね。
支笏湖と言えばカヌー?そうですね~、夏場は結構いろんなカヌーが浮いていますよ~★
うすうす!頑張ります!!
永松さんは今シーズンどのあたりを狙っているんですか?!
今年も遊びまくるのでしょうね!どこかに行ったときは是非ともshareお願いしますね。
じょうこうさん
返信削除ただいまー!
嬉しいなあ。ありがとうございます。今年こそは手塩!わくわく。