2012年9月30日日曜日
No 美化 my life
雨。本州は台風。
もうすぐ九月が終わる。
九月は、中距離走者と思わせて、実のところは短距離走者。
研修の反省やら何やらから、
通常時以下の低すぎるモチベーションやら、‥いつの間にか何だかヘビーな話へ。
どこまでが仕事上の課題で、どこまでが僕個人の問題なのか。
双方は密接に影響し合っているということで。
目の前の壁は世界最高峰のチョモランマよりずっと高いと、何かにぶち当たる度、思う。
「今回は、ヤバい。逃げ出したい」、いつもそうだ。
そうして、悶えつつもどうにかこれまでやってきた結果、今ここに、自分がいる。
コトバに詰まりまくりの煮え切らない僕を急かすこともせず、切れ切れのコトバたちを丁寧に拾ってもらった。
そこまでケアしてくれるところ、他にないよね。感謝してもし尽くせません。
春先の「心ここにあらず」状態の僕は、ぶん殴ってやろうかと思うくらいひどかったらしい。
それでも、何も言わずにいてくれた。
4・5月は、本当に辛かったことを思い出した。‥と言っても、今年の話なんだよね。
濃い生活だ、本当に。どんどん、変わっていく。
自然のリズムに同調するこの仕事は、通年雇用ではないから、いちいち、試される。
やるのか、やらないのか、やりたいのか。
「何となく」の惰性では続かない。誤魔化しがきかない。いちいち悩む、惑う。
カヌーがアートなだけではなくなっていく。
ガイドとは。
やりたいことと好奇心、生活、仕事、人、居心地‥「好き」を集中させていくと、何かひとつが乱れた時に、どこも危うくなる。
いろいろ分散してリスクを最小に留めている人の方が世の中には多い。
賢い作戦だ。「賢い=良い」でもないし、人によってそれぞれの難易度は変わる。
何かや誰かに、すべてを委ねること。
昔は「弱さ」だと捉えていたけれど、今は、「強さ」・「覚悟」の発現だと考えるようになった。
傷つくことを人は恐れる。
こわいから身を守るか、こわいからこそ、身を投じるか。
しくじってもいい、首を突っ込まずにはいられないだけのナニモノかに出会える人は、幸運だ。
命は、情熱は、保存するのではなく、燃やすためにある。
どこでならより燃えるか、性質の見極め、適材適所と、各々の役割を受け入れること。
維持、積み重ねるのは大変だけれど、なくなるときは一瞬。トレーニングと一緒。
生きるとは、全般、そういう、割に合わないことなのかもしれない。
貫く強さと恐ろしさ、本当にやりたいことと、踏みにじりたくない「カヌー」への尊敬。
ゆらゆらと揺れる、ぎりぎりの九月更新。
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