支笏湖祭り

先日、ふと、9月の「支笏湖祭り」をネットで検索してみた。
hitした画像はこの一枚だけだった。

撮影せねば、記録を残さねばと、思った。
念願の、祭り取材デビューdayである。顔出しNGな方、言われたらすぐ消しますので。

今日も雨。降ったりやんだり。
ツアーは丁度（？）入らず、naoさんと撮影部隊編成。僕はnaokiさんの一眼を借りた。
去年は、ツアーで見ることができなかった。

さ、祭りの始まりだよ。

 支笏湖神社から幕開け。

支笏湖神社には、水の神様がいるそうな。
そんなことすら知らない自分に気づいた。

恋は盲目。灯台下暗し。木を見て森を見ず。

僕は、湖のことばっかりに夢中で、支笏湖のことを見ていなかった。（以下、最後に続く）

ご当地はっぴ。のどかな後姿。
左は支笏湖名物のヒメマス。元は阿寒湖より。

派出所前で、わっしょい！

郵便局前でも、わっしょい！

GSでも、わっしょい！

naokiさん曰く、GSのあんちゃんと僕、顔も喋り方も似ているとか。

バスの中まで、笑顔が伝わる。

 ずらずらと地元民、自衛隊員、ライダーズハウスからなどの猛者たちが支笏湖温泉街を練り歩く。

「支笏湖祭り」最大の特徴は、旅人でもライダーでも誰でも彼でも、神輿を担ぐことができる点にある。

大きい祭りは、眺めることしかできなかったりする。
何とも懐の深イイ祭りなのだ。

支笏の宴会部長。さすが、盛り上げ上手。

ちょこちょこ休憩しては、乾杯。
わっしょいする度、酔いも回る。

優しげ。いやいや、優しいんですよね。

今年から始まった「ファミリーカヌーツアー」集合場所、支笏湖ビジターセンター前でもわっしょい！

うわ、なんていい顔してるんだ。

 陸上でも、視野の広いnaokiさん。

子ども神輿は、狭いところも、ぐんぐん行くぞ。

オススメメニューは「大人のおこさまランチ」。
【cafe　restaurant　美里】ご夫婦。

なぜか、画像回転できず。

観光客の方々にも、わっしょい！

とおせんぼ？気にせず突き進む、神輿。

引き返すことを知らない。縁起物だもの。

支笏湖支所前到着。

園児も、わっしょい！

あれ、ぐずってるのは‥たいちゃんだ！

“とと”やで。


そろそろ、いきますか。準備万端。

最後は湖へ突入じゃい。

最大の見せ場。

最高の濡れ場。

 おりゃー！

輝く笑顔。

祭りは、男どもを輝かせる。

 ちょ、深い深い。後退～。

アンコールにお応えして‥

 わっしょい！

わっしょーい！




★おまけの革新的祭り学風思考整理術★（“的”とか“風”とか、椎名誠ぶりっこ）

まっさらな目で、常に余所者視点を忘れずに、「毎日が新しい」という感覚を心掛けて暮らしているつもりでいるが、
それでもやっぱり、不完全な人間だもの。
盲点、死角はなくなりはしない。

東京の僕は祭りが好きだ。東京の僕は、多分今より暑苦しくて、仕切りたがり（たかこDNA）の目立ちたがり（βDNA）だ。

なぜ、支笏の各種お祭りには無反応だったのだろう。
今日、naoさんに理由を問われ、首をかしげた。

ワケは分からないが、全く見（え）ていなかった。
勝手に別物として切り離し、論外にしていたような。
“無”だと思っていた（決めつけていた？）ところに、実は“有”ったのだ。

札幌の人が支笏をカヌーで漕いで「あなどってました！」と驚くのと似た感覚。

今回、初めて捉えることができた

土地が変わると、人も変わる。
顕著に僕は土地の風土に影響を受ける。
それでも変わりきらない部分も出てくる。
申し訳なくて、そこを見ないように、従順ぶりっこをしていたのかもしれない。

北海道と、東京の僕とがせめぎ合う。
どっちが僕だ？切り替えている（能動）のではなく切り替わっていた（受動）。

どっちもだけれど、どっちかだけでなくて、どっちも一緒くたにすればいい。
そうしたら、きっと、もっと、面白くなる。
こんな簡単なことがどうして今まで分からなかったのだろう。


線を引くのは、自分。線をぶっ壊すのも自分。
自分を殺すのは、自分。自分を解放するのも自分。

年に一度のお祭りのために一年を過ごす。
激アツな祭りDNAを皆が共有している、そんな暑苦しい土地に住みたい。

いつからか分からないけれど、漠然とした祭り（地域文化）への憧れは、コンクリジャングルで育った故だろうか。

祭りに、有名も無名も、上も下もない。

手の届くところにあるものに気づかず、いつも僕は、手の届かぬところばかりに目を奪われている。

見えるはずのない、予期せぬところから、まさかの展望が開ける瞬間って、なまら快感。


２０１２支笏湖祭り、すんごい。