2026年3月11日水曜日

after 3.11 あれから15年


すんごい揺れて、悩んで、迷って。
結局、好きなことを自分で選ばなかったら、
誰かのために自分を犠牲にし、慈善で動くことを選択したなら、そのときは楽になるけど、あとで絶対いつまでも後悔するだろうなと思って、また北海道に行くことをやめることをやめた。

茨城・大洗港が津波被害で復旧してなかったから、新潟港から苫小牧に入った。
ようこそじゃなくて、おかえりって言ってくれて、迷い続けた決断だったけど、間違ってなかったんだって思えた。
昔月イチで通ったちょいすをご馳走になって。
夜の支笏湖で、「ここでガイドしていくんだよ」と案内されて、何も見えない湖畔で挨拶をして。

15年。
あの年生まれた子は、高校1年生だ。

カヌーしか乗れなかったし、カヌーすら久々に乗ろうとしたら担げもしなかったけど。
17でカヌーに出会って、いろいろあって手放そうとしたこともあるけど、今も漕いでいる。そばにいつもあるもの。

「どうしたらうまくなれますか?」って聞いたら『漕ぎ続ける環境を選び続けられるかどうかだ』って言われて確かにって思ったこと。

こんなに長く付き合える乗り物に出会え、いろんな人のお陰で、カヌーしか乗れなかった僕ではなくなった。

いろんな痛みも悲しみも越えて、無力感を抱えながら、日々を丁寧に、笑っていく。
すぐそばにいる、顔の見える人を何より大切にしていくこと。やりたいこと・好きなことを好きでい続けること。手を抜かずに楽しむこと、楽しませること。
シンプルに、言葉に頼ることなく、行動、生き方に乗せていきたい。

感謝。


2026年3月10日火曜日

「FREE HEEL BOOK」に寄せて

「FREE HEEL BOOK -Telemark ski-」


取扱している本に寄せたつもりの文章を先日書き上げました。書こうと思って書いたわけではなく、春の微妙な暖かさで眠れぬ夜になんとはなしに書いた文章です。
朝読み直してみたところ、そんなに気持ち悪くなかった(夜や明け方の文章は危険きわまりないのが通説)ので、購入者特典とします。
購入しなくても欲しい方がいればお渡しします。

特典なのか?どう考えても若干の謎ではありますが。
表紙のクマちゃんはうまく描けましたね。若干スキー板というかカヌーというかバナナボード風のキャンバーですけど。

僕もですがスキーって=滑るもの、ゲレンデ・リフトとセットだと長年思いこんでいました。
スキーハイキングは、歩くのが好きなら誰でも楽しめます。歩くより楽しいです。
雪国なら玄関から履いていけたりもしますよね。長野・白馬の方では「ライトスキー」と名付けていますが言いえて妙だなあ、と。
元々は移動の手段であり、リフトなんてない時代から人々は登って滑って歩いていたわけです。


水分の多い雪がねっぱって下駄になっても根性で楽しもう。

スキー場ならクソつまらない緩斜面がゲレンデの外だとめっちゃ楽しいスリリングな斜面に変貌します。リフト代も高騰化している昨今において、お得でもあります。

BC、バックカントリーと言われると、なんだか敷居が高いし揃える道具も増えるわお高いわと若干貴族の遊びっぽくもあるけれど、ステップソール(ウロコ)の板とビンディング、ブーツがあれば、すぐそのへんでいくらでも楽しいピクニックができます。ボーゲンができればOKです。


遊んでいて思うのが、スキーは絵になる=風景に馴染む、溶け込む ということ。
これはカナディアンカヌーに通じるクラシカルな遊び故の共通項ですかね。写真を撮りたくなります。(白飛びしてますけど?


2026年3月8日日曜日

「Ordinary Whales」是恒さくらさん著 カヌーとクジラ

某日。寝そべったカヌーを見たレディがクジラみたいと笑った。

陸に打ち上がったのはカヌーなのかクジラなのか我々なのか。
クジラといえば、釧路。釧路川といえばカヌー。釧路生まれの店主。
釧路川と千歳川は、どこかよく似ているところがある。
川﨑秋子さんの「鯨の岬」では嗅いだことのないクジラの強烈な臭いが立ち昇っていた。

ぼくらは水と陸地、どちらの世界が幸せだったのか。比べる必要はないけれど、太古よりの記憶や郷愁がカヌーを生み出し、今もその佇まいや文化、ノスタルジーな有り様がマイノリティのアイデンティティをくすぐり続けている‥のかもしれない。

漕ぐことは、表面的には前に進むためだが内実は世界と深いところでつながり、懐かしい日々を思い出すため‥なのかもしれない。

というわけで(?)半分英語のバイリンガルクジラ本。
店頭にて残り一冊。アーティスティックにしてinteresting。



「Ordinary Whales」
是恒さくらさん 著

以下、出版元の愛知・ELVIS PRESSさんより抜粋。

「風に乗って運ばれてくる鯨の匂い、鯨の油であげたかりんとう、鯨を神さまとして祀った石碑、町の象徴だった捕鯨船、鯨の内臓膜とセイウチの牙を使ってつくったドラム、狩りの結果を予言するダンス、おじいさんがつくった古式捕鯨の鯨船、大漁を祝って拵えられた着物に描かれた鯨ーー。

網走、石巻、三浦半島、和歌山、アラスカなど、世界各地の人々の暮らしに息づく
「ありふれたくじら」のはなし。」

 

2026年3月7日土曜日

市内・千歳川からカヌーシーズンイン


 はてさて、市内の「千歳川」から2026シーズン開幕でっす。
一見寂しげですが、葉が茂っていないのでめんこい野鳥たちが見つけやすい!のです。
バードウォッチャーの方々も多いです。

今年はシカとの遭遇率も高いですね。食害もすごいですけど、カヌーで出会うと車で見るより嬉しいのはなんでしょう。

それより何より、澄んだ水の美しさ。冬に蓄積した毒素を押し出すに最適なデトックスシーズン、春のはじまりでっす。

◎川下りはガイド同乗が基本です。定員:体格次第で大人2-3名
それ以上の場合はお早めにご相談くださいね。
◎春先は水辺までの足場が悪いです。汚れ・濡れの気にならない靴でお越しください。ローカルズの皆様は「長靴」が最適解です。

春といえば、隣の勇払原野の湿原河川・美々川にも行きたくなりますね。

2026年3月5日木曜日

千歳市役所前「鶴亀」のラーメン


久しぶりに行けた奇跡のラーメン。鶴亀。手前は「極み/醤油」。
化学調味料不使用、魚の出汁のみ、男前!

店名の通り、鶴と亀の「大社の祝凧」が入口正面に飾られている。

(この祝凧は‥出雲神社付近の小さなお店で代々作られており、大中小と各サイズあり。鶴亀さんのは大。支笏湖・ペンネンノルデには小があるらしいよ)

最近無化調ラーメンたまに見かけるようになったけど、ここのはやっぱり異次元。
美しさと美味しいはイコールだよなあ、と。

お店の駐車場も3台くらいとめられるし、千歳市役所も目の前。
澄んだ「千歳川カヌー」と併せて、澄んだ一杯、どうでしょう。

◎営業◎
11:00-15:00
18:00-21:05
※月・火は昼のみ
定休:水・木
あとは鶴亀Instagramをチェック。

2026年3月3日火曜日

裏山wonder


ワタシ一人では絶対に気付けない森の落とし物。
どうやら何者かの繭らしいとネイチャーに詳しい島田くんに教わった。中にいた子は脱出に失敗したのかもしれない。
にしてもすんごいアーティスティックなあみあみ。
MSRのパラゴンバインディングみたいやないかい。


ここ数年ルスツの時間券を買っていた。
スキー場にはスキー場の楽しみ方があるしルスツは景色がワイドで大好きなんだけど、今年は何となくやめてみた。

往復の移動時間が勿体ないなあとか、貧乏性ゆえ元を取らねばって躍起にもなってしまう。
滑りたいのに滑らされる感じが妙だなあと。
ゲレンデは状況次第では人混みに圧倒されたり、雰囲気が肌に合わない場合もあったり。


ルスツ、大好きなコース。

そんなわけで、今年はいつも以上に裏山で小さく遊んでいるが、僕の心は大いに満たされている。強がりでなく、お金じゃないんだよなあ、満足度って。

ゲストにとって満足度の高いツアーを今年も提供せねば、したいなと。
店にいるとき、カヌーの話をたじろぐことなく聞かれるようになったので、春です。

冬カヌーもいいものですけど、ねえ。